別れさせ屋と必殺仕事人

By | 2016年11月30日

12月も近づいてきて、今年もラスト1ヶ月。

NHKの真田丸もいよいよ大詰めですね、別れさせ屋アクアです。

大河ドラマを始めとして、時代劇というのは名作が多いです。

私の父は小学生の頃、水戸黄門を親に隠れてこっそり見るのが週1回のチャレンジングなミッションだったそうです。

水戸黄門を見ることを禁ずる祖父祖母もさることながら、放送時間がわかっているものをどうやったらこっそり見ることができるのか、自分のルーツがやや心配になります。

別れさせ屋と必殺仕事人は似ている?

さて。

うちの父の話はどうでもいいとして、時代劇の中に必殺仕事人というシリーズがあります。

(じつは「三途の川の渡し賃」繋がりで真田丸をマクラに持ってきました。わかりにくいですね。)

すごく簡単かつ大雑把に言うと、昼行灯の同心がお金をもらって晴らせぬ恨みを晴らしてくれるという話です。

さらに簡単に言うと、お金を払ったらカタキをうってくれるひとたちの話です。

同心と言えば要は警察ですから、やっていることだけを見たらただの悪徳警官です。

傍から見たらただのアブナイ集団じゃないか、と思われる方もたくさんいらっしゃるでしょう(そんな雰囲気の話ではないですが)。
と、必殺仕事人の話になるたびに、別れさせ屋と仕事人の仕事は似ているな、と思うこともあります。

もちろん、我々はお金をもらっても違法行為はしませんが。

ドラマだけど、信念があります

お金でカタキ討ちなんて、と思われるかもしれませんが、じつは仕事人はお金だけでは仕事を受けてくれません。

高いお金を出したとしても、自分たちの信念に反していたら仕事は受けない。

仕事人の中には信念があるのです。

たとえばカタキを討って欲しい依頼人にほとんどお金がなかったとしても、仕事人が心を動かされれば引き受けてくれます。

決していつも受けているような高い額でなくとも、精一杯のお金であれば仕事を受けることもあるのです。

ときには幕府が裁かないものですら裁くこともあります。

仕事を受けるか受けないかは、依頼人がどれだけ本気なのか、と仕事人の信念とマッチしているか、ということにつきます。

そうは言っても、コメディですからお金で受けちゃうこともありますし、シリーズによっては仲間同士がドライな金銭のみの関係ということもありますが。

傍からみると……

さて、ドラマのドラマ部分はおいておくとしても、信念を持って行動した結果が、世間からするとあまり評判がよくないこともあるということはわかります。

たとえば別れさせ屋という職業も、

「グレーな商売」
「違法」
「反社会的な勢力の影響下」

という目で見られることがあります。

もちろん、私たちも業界のすべてのひとを知っているわけではありませんから、中には残念ながらそういうこともあるのかもしれません、としか言えません。

探偵業法もありますし、違法行為をしたらちゃんと公表されていますから、ある程度はご自身で確かめることができる、とも考えていますが。

ここで我々に言えることと言えば、ウチはちがう! ということだけです。

違法でもないし、グレーな商売をしていたり、反社会的勢力とのおつきあいもありません。

やましいことがないからこそ、私たちの考えにまったくそぐわないご依頼はお受けしていません。

具体的にはこれまでも何度かお伝えはしていますが、本気なのかが見えるか見えないか、です。

もちろん、ご依頼を断ることはご不満を与えてしまうことになるでしょうが、そうは言っても仕事人同様、私たちは信念を持って別れさせ屋という仕事に取り組んでいます。

どれだけ本気なのかが見えないと、お金をうず高く積まれてもやはり別れさせをお受けすることはできないのです。

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