自分でもできる!? 別れさせ屋が実践している工作方法―上級編―

By | 2015年11月11日

別れさせ屋が実践している工作方法、最終回です。

今回は一筋縄ではいきません。

初級編はほぼ誰でもできました。

中級編まではできるひともかなりいたと思います。

しかしながら、上級編はできるひとの方がかなり少ないです。

上級編:再会までセルフプロデュース

上級編はその名に違わず、上級です。エクストラコースです。

別れさせ屋が揃えているモノに比類するモノを自前で用意するというたいへん高いハードルです。

できるひとは非常に限られていますが、上級編を実行できれば別れさせ屋は不要です。

1:友達3人できるかな?

本作戦(作戦と言ってしまいます)を実行するためには、中級編で述べた自分寄りの共通の友人が「2名」か「3名」必要です。

もし相手にいま付き合っているひとがいない場合は2名、付き合っているひとがいる場合は3名必要です。

それぞれの役割は

友人1:情報を集める(中級編で紹介したとおり相手の気持ちを聞き出す役)
友人2:再会のきっかけを作る
友人3:別れさせる

事実上、友人3に求めるスキルはかなり高いものになります。

現実的には相手に付き合っているひとがいた場合は、かなり厳しいと思います。

2:尾行はいらない

最初に、身も蓋もない話をしてしまいます。

俗に言う探偵っぽいこと、別れさせ屋工作っぽいことをうまくやる秘訣ですが、

特定:スキルです
尾行:スキルです
行動監視:スキルです

前提として、こういったところはプロにしかできません。

そもそも尾行は届け出をしていないと許されていない行為です。

お金があろうとなかろうと、隠密行動(?)がうまかろうとヘタだろうと、やったら探偵業法に触れてアウトです。

仮に、万が一、犯罪行為をうまく隠せたとして、調査結果から見る人間性などを分析できる能力がありますか?

ですので、知らない(共通の友人で面識がない)人を友達に尾行してもらったところで無意味です。

共通の友人であれば、尾行してもらうことが無意味です。

また最新機材、超小型カメラなどを用意したところで、意味はありません。

カメラにこだわりがあろうとなかろうとどうだっていいのです。

欲しいのは状況がよくわかる写真であって、それ以上でもそれ以下でもありません。

実際、別れさせ屋アクアにもそういった機材はありますが、最新機材よりも尾行者のスキルの方が大きくモノを言います。

うまいひとが慣れた機材で撮るのが結局のところ最も効果的です。

また一昔前のマンガやドラマみたいに変装のスキルはいりません。

すごく目立たない服装、すごく目立たない行動。

こういうことが尾行や調査には必要です。

3:プランニング

これもハードルが高い話になります。

ソツなく、違和感なく、再会しなくてはなりません。

相手の状況、生活習慣、好みから「これなら怪しくない」というプランを考えて実行しなくてはいけません。

この作業は実はとても大変です。

依頼者さんが思っている以上にずっと大変です。

創造性は必要ありません。想像力が必要です。

奇抜で、目立つプランは当人からすると自分が主人公になったみたいと思えますが、相手からすると異様(もしくは異常)に見えます。

これ以上ない妥当なプランニングをしたと思っていても、客観視するとドラマティックに見えることがあります。

「なんにも特別なことはしてないような気がする。よくわからないけどうまくいっている」という状況がベストです。

そのプランは正直に言って、経験がすべてだと思いますが、想像力がとても豊かならば、妥当なプランニングが経験なしでもできるかもしれません。

普通に、無難に、無理がない、ということを意識してプランを練りましょう。

4:踏み込んだ会話ができる2人目の友人

工作員(仕掛け人)の役割をしてくれる友人です。相手の本音を聞き出す友人とは、別の友人である必要があります。

本音を聞き出してくれる友人がそのままあなたとの再会へ関係するとそこで、

「いまままで話してきたこと」と「あなた」が繋がってしまいます。

プランニングがどれほどうまいものであっても、共通の友人があなたとの仲を取り持ってしまうと、いままでのことは全部あなたが仕組んでいたんだ、と相手にわかってしまいますから、NGです。

必ず別の友人にプランを実行してもらいましょう。

5:相手に新しいパートナーはいるか

どれだけ別れた相手と距離を置いていても、自己改善がうまくいっていても、再会への妥当なプランを練っても、相手にいま新しいパートナーがいた場合には、3人目の友人の協力が必要です。

別れさせ屋が大量の工作員を抱えているのは、ターゲットに合わせた年齢、性別を用意するためです。

それを自分でやる場合には、

ターゲットの異性であること
長期的に協力してくれる
ターゲットに対して少なくとも興味を持ってもらえることがある

という要素が必要になります。

情報収集→自己改善に取り組む→きっかけづくり

ここまでは上級編の中でも比較的可能な部分ですが、そもそも現状、別れた相手が新しいパートナーとうまく行ってたらどうしようもありません。

ですから、新しいパートナーと別れた相手を別れさせなくてはならないのですが、そもそも別れさせ工作をしてくれる友人というのは、相当限られると思います。

ここは上級編の中でもさらにハードルが高い部分ですので、相手と新しいパートナーが別れることを願って待つ方が確率は高いかもしれません。

無理矢理な別れさせをした場合には取り返しがつかない事態に発展することも予想できます。

どうしても自分で実行したい場合には、ある程度の覚悟は必要です。


 

以上で、上級編は終了です。

別れさせ屋が実践している工作方法を自分でできるか、という点から4回に渡ってご紹介してきました。

別れさせ屋がこんなことを言うとどうしても、なんだ結局、宣伝か、と思われてしまいがちなので控えていましたが、

正直に言えば、別れた相手に新しいパートナーがいる場合は、素直に別れさせ屋に相談した方がいいとは思います。

結局、リスクをどこで負うか、ということになります。

情報を聞き出すくらいのリスクであれば、友人に負ってもらえるかもしれませんが、別れさせが進めば進むほど、負ってもらうリスクは増えていきます。

そのあたりのリスクを代わりに負うのが別れさせ屋の仕事ですから、難しいところ、やりにくいところというのは、依頼してしまうのが手っ取り早いです。

ただ、手っ取り早いのは事実ですが、依頼する部分は難しく、やりにくいことですので、業者選びは本当に慎重になった方がいいでしょう。

さて、次回からは新シリーズの連載です。どんな内容かは、次回更新をお待ちください!

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